Nov
3
今の仕事では、一定のアウトプットを出せばそれなりに褒めてもらえる。足りないのは駄目なときの慰めだ。
大学院にいたころは、泣きつくと確実にやさしい言葉を返してくれる後輩がいた。大変ですねとか大丈夫ですよとか、それはひどいですねとか。
上品で綺麗な女の子にそう言ってもらうと、それだけで気が晴れた。どういうわけか、そういう相手は同性のほうが良いのだ。それも同年代ではなくて、年上か年下の、適度な距離のある相手が良い。
今はそういう人がいないので少しつらい。
同僚は「こうすれば解決する」と励ましたり提案したりする気質だし、あとは上司と学生だから、泣き言の対象にはできない。よく会う友だちも励まし・提案型で、無条件慰め型の人はいない。
成果に応じた褒め言葉と現実的な励ましと具体的な提案があればOKじゃないか、と言われることはわかっている。でもそれって「ごはんがあるからお菓子は要らないでしょ」っていうようなものだ。
昔、どこかの作家が、煙草について「からだには悪いけれど、心には良いの」と言っていたけれど、無条件の甘い言葉は「心に悪い」。甘いものには中毒性があるから、あっというまに太る。ビタミンもミネラルも繊維も入っていない、悪いお菓子だ。
でもほしいな、甘いものほしいな、と思う。